男性型脱毛症とは
- AGA(Androgenic aplopecia)ともいわれ、男性の薄毛の主な原因と考えられています。日本人男性の約30%に見られます
- AGAは遺伝に起因して発症するとされ、またAGAは徐々に進行します。発症すると髪の毛が細くなる、髪の毛が抜けるといった変化が見られます。
- 抜け毛は一般的に前頭部の生え際から始まって頭頂部に続き、進行すると側頭部や後頭部の髪を残してほとんどが抜けてしまいます。
ザガーロの作用は?
- AGAは髪の毛の成長を遅らせ、髪の毛が細くなったり、抜けてしまったりする原因であるジヒドロテストステロン(DHT;男性ホルモンの一種)などの影響により発症します。
- ザガーロは1型およびII型の5α還元酵素の働きを抑え、DHTの量を減らすことにより、髪の毛が増える、髪の毛が太くなるなどの効果を示します。
ザガーロの服用方法は?
通常、成人男性では1日1回、1カプセルを服用します。
料金 | 11,000円(30日分) |
ザガーロの服用で気をつけていただきたいこと
- ザガーロは男性における男性型脱毛症以外の脱毛症の治療を目的として服用することはできません。
- ザガーロの服用により3か月で効果があれわれる人もいますが、通常6か月間、お薬を飲み続ける必要があります。
- 女性はザガーロを服用しないでください。またザガーロは皮膚から吸収されるため、女性はカプセルから漏れた薬剤に触れないでください。妊娠している女性がザガーロにさらされると男子胎児の生殖器官などの発達に影響を及ぼす可能性があります。
- ザガーロは前立腺癌の検査で測定されるPSA値を低下させるので、PSA検査を行う際は、ザガーロを内服中であることを必ず担当医師に伝えてください。
ザガーロで起こりうる副作用
- 特に注意いただきたい重要な副作用として、肝機能障害や黄疸が現れることがあります。体がだるい、吐き気、食欲不振、白目や皮膚が黄色くなる、尿の色が濃くなるなどの症状が現れたら、直ちにご相談ください。
- 10人に1人以下の頻度の副作用として、勃起不全、性欲減退、射精障害が現れることがあります。これらの副作用はザガーロの服用中止後も持続する場合があります。
- 100人に1人以下の頻度の副作用として、乳房障害(乳房の腹や痛み)があらわれることがあります。
- 弾性の生殖能力への影響は知られていませんが、精子の数や精液量を減らしたり、精子の運動を弱めてしまう可能性があります。
- ザガーロとの関連性は明らかではありませんが、4000例以上の前立腺肥大症患者を対象とした海外臨床試験において、3例の乳癌が報告されました。このうち2例はザガーロの有効成分であるデュタステリドが投与された小れ、1例は偽薬のみが投与された症例でした。
- 前立腺癌のリスクが高い男性を対象とした臨床試験において、ザガーロの有効成分であるデュタステリドを服用した男性は、デュタステリドを内服しなかった男性と比べて、悪性度の高い前立腺癌の発生頻度が高かったという報告があります。